This site has limited support for your browser. We recommend switching to Edge, Chrome, Safari, or Firefox.

老眼鏡のフレーム素材解説|βチタン(ベータチタン)編

老眼鏡のフレーム素材解説|βチタン(ベータチタン)編

老眼鏡(リーディンググラス)は、フレームの素材によって、軽さやしなやかさ、丈夫さ、掛け心地、見た目の印象などが異なります。

老眼鏡を選ぶ際、毎日使うものだからこそ、フレーム素材にもこだわりたいところです。

例えば、高級感がある金属製のメタルフレームでも、使われている金属素材によって、

・重さ
・しなやかさ
・強度
・掛け心地
・加工性(デザインの幅)
・デザイン
・耐食性

などに違いがあります。

その中でも、軽量でしなやかなメタルフレームを探している方に注目されている素材の一つが、βチタン(ベータチタン)です。

「βチタンとはどんな素材?」
「普通のチタン(純チタン)とは何が違う?」
「老眼鏡にβチタンを使うメリットは?」

など、この記事ではβチタンの特徴やメリット、選ぶ際のポイントを詳しく解説します。
併せて、眼鏡に使われる主要な金属素材についても紹介します。

素材ごとの違いを知ることで、軽さや掛け心地、デザインなど、自分が重視したいポイントに合った老眼鏡を選びやすくなります。

βチタン(ベータチタン)とは?

βチタンは、チタンをベースに、他の元素を加えたチタン合金の一種です。
チタンの特性を活かした軽量性や耐食性に加え、弾性を活かしたフレームを作りやすいことが特徴です。

メガネフレームでは、主にテンプル(メガネのつる)など、掛け外しの際にしなやかさが求められる部分に使用されます。

βチタンの特徴

① 軽量性

βチタンの大きなメリットのひとつが軽量性です。

老眼鏡は、

・スマートフォンを見る
・本を読む
・新聞を見る
・パソコンを使う
・細かな作業をする

など、近くを見る場面で長時間使用することがあります。
そのため、フレームが重いと、

・鼻に負担を感じる
・耳周りが気になる
・長時間掛けていると負担を感じる

といったことがあります。

βチタンのフレームは、できるだけ軽い老眼鏡を選びたい方にとって有力な候補です。

② しなやかさと弾性

βチタンのもうひとつの特徴が、しなやかさや弾性を活かした設計ができることです。
特にテンプルに使用する際、この性質が掛け心地に関係します。
眼鏡を掛け外しするときには、テンプルが外側へ開く動きが生じます。
そのため、テンプルに適度な弾性を持たせることで、顔へのフィット感に配慮した設計が可能になります。

ただ重要なのは、素材だけで掛け心地の全てが決まるわけではないということです。
テンプルの長さやカーブ、フレームのサイズ、鼻パッドなどによっても掛け心地は大きく変わります。

③ 耐食性に優れている

チタン系素材は、耐食性に優れています。
メガネは顔に直接触れるため、汗や皮脂などにさらされることがあります。
チタンは腐食しにくい性質を持つため、メガネフレームにも適した素材のひとつです。

ですが、フレーム全体がチタンだけで構成されているとは限りません。
鼻パッドの金具、ネジ、ヒンジ、メッキなど、別の素材が使われている場合もあります。

また、老眼鏡のレンズ本体もチタンではありません。
そのため、素材全体の構成によっては、使い方に応じて特定の部位が痛んでしまう可能性もあります。

④ 金属アレルギーが起こりにくい

チタン系の素材は身体が反応しにくく、金属アレルギーが極めて起こりにくいとされています。
しかし、純チタンと比べると、合金であるβチタンは、含まれる他の金属成分によって、ごく稀にアレルギー反応が出る可能性があります。
重度の金属アレルギーがある場合、医師の相談を受けるなどの注意が必要です。

⑤ 細身のフレームに使いやすい

βチタンは、軽量性やしなやかさを活かして、細身のメタルフレームにも使用されています。
細いフレームは顔周りをすっきり見せやすく、ビジネスシーンにも合わせやすいデザインです。

特に40代・50代では、「老眼鏡らしい印象をできるだけ抑えたい」「仕事でも自然に使いたい」という方も多いでしょう。
細身のβチタンフレームなら、スーツやジャケットにも合わせやすく、普段使いにも取り入れやすいでしょう。

おしゃれな老眼鏡の選び方>>

βチタン以外にも、眼鏡にはさまざまな金属素材が使われている

メガネフレームには、βチタン以外にもさまざまな金属素材が使われています。

代表的な金属素材が、

・純チタン
・βチタン
・NT合金
・ステンレス
・ニッケル合金(洋白など)

です。
それぞれに異なる特徴があるため、素材ごとのメリットを知って選ぶことが大切です。

純チタン|軽さと耐食性のバランスに優れた素材

純チタンは、メガネフレームに広く使われている代表的なチタン系素材の一つです。
比較的高い純度のチタンで、βチタン同様に、一般的な鉄系金属と比べて軽く、錆びにくいという特徴があります。

ただ純チタンは、βチタンのような弾性を活かした設計には適していません。
そのため、カッチリとしたフロント(フレームの前枠)などに使用されることが多くなります。

・軽いメタルフレームを使いたい
・汗や腐食に強い素材を選びたい
・シンプルなデザインが好き
・フロントからテンプルまでチタン系素材を使いたい

といった方に純チタンは向いています。

βチタン|しなやかさや弾性を活かしやすい素材

βチタンはチタン合金の一種で、純チタンとは異なり、弾性を活かした設計がしやすい特徴があります。
そのため、メガネフレームのテンプルなどに使用することで、掛け外し時に「適度にしなる構造」を作ることができます。

なので、

・テンプルのしなやかな動き
・顔へのフィット感
・掛け外しのしやすさ
・細身のフレーム設計

などに活かされています。
特に「メガネの締め付け感が気になる」「柔らかい掛け心地が好み」という方にとって、βチタンは選択肢の一つになります。

テンプル(メガネのつる)以外にもβチタンを使用する場合もある

βチタンは、細身で弾性を求めるデザインのフロント(フレームの前枠)やブリッジなどに使用されることもあります。
また、素材の特性を活かすため、フロントとテンプルで異なる金属素材を組み合わせることもあります。

例えば、

・フロント=軽量性や剛性を活かした「純チタン」
・テンプル=弾性を活かした「βチタン」

のように、各部分に適した素材を使い分けることで、それぞれの素材の特性を活かすことができます。
そのため、「フレームがチタン製」と書かれていても、フロントからテンプルまで全て同じ素材とは限りません。

また、チタンは比較的高価な素材なので、フロントとテンプルで異なる金属素材を組み合わせるなど、コストや設計のバランスに応じて使い分けることもあります。
素材にこだわる場合は、どの部分にどの素材が使われているのか確認してみるとよいでしょう。

NT合金|形状記憶・超弾性を活かした素材

NT合金は、眼鏡フレームに使われる特徴的な金属素材です。
メガネフレームに使われるNT合金には、ニッケルとチタンを主成分とする合金があり、形状記憶特性や超弾性を持つ素材として利用されています。

NT合金の大きな特徴は、大きく変形させても、力を取り除くと元の形状に戻ろうとする性質です。
この特性は、メガネのフィット感や耐変形性を考えるうえでメリットで、テンプルなどに使用されることがあります。

一方で超弾性を持つNT合金は、一般的な金属素材とは異なるフィッティング特性を持つため、細かな調整がしにくい場合があります。

ステンレス|強度とコスト面のバランスが魅力

ステンレスも、メガネフレームで広く使用されている金属素材です。
鉄をベースにクロムなどを含む合金で、一般的に錆びにくいことが特徴です。
ステンレスは、シートメタルと呼ばれる板状のフロントや、弾力性を活かしたテンプルなど、幅広い用途に使用されています。

チタン系素材と比べて必ずしも軽量とは限りませんが、

・強度
・デザインの自由度
・コストとのバランス

などがメリットになります。
「とにかく軽い素材」という観点だけでなく、フレーム全体の設計や価格とのバランスを考えたい方にはステンレスも選択肢になります。

ニッケル合金・洋白|加工性を活かしたフレームに

ニッケルを含む合金も、メガネフレームに使われてきた素材の一つです。
例えば洋白は、銅・亜鉛・ニッケルなどから構成される合金で、加工性が高く、複雑な形状を作りやすいという特徴があります。
比較的自由度の高いデザインを作りやすいことがメリットと言えるでしょう。

ただ、金属アレルギーが気になる方は注意が必要です。
ニッケルは金属アレルギーの原因となることがあるため、肌に触れるフレームを選ぶ場合は、素材や表面処理などを確認することをおすすめします。

メガネフレームの金属素材を比較

ここまで紹介した素材を簡単に整理すると、次のようになります。

素材  主な特徴     使用される部位の例
純チタン 軽量・耐食性
フロント、リムなど
βチタン 軽量性・弾性・柔軟性 テンプル、リムなど
NT合金 超弾性・形状記憶特性 テンプルなど
ステンレス 強度・耐食性・コスト フロント、テンプルなど
ニッケル合金 加工性・デザイン性 フレーム各部

素材によって得意なことが異なるため、どれが一番優れているというものではありません。
求める性能と、価格のバランスなど総合的に判断する必要があります。

素材だけで判断しない

これは老眼鏡を選ぶ際に特に重要です。

「βチタンだから必ず軽い」「純チタンだから必ず軽い」

といったように、素材だけでフレームの重量を判断することはできません。

実際の重量は、

・フレームサイズ
・レンズサイズ
・フレームの厚み
・使用するレンズ
・鼻パッドなどのパーツ
・フレーム構造

によって変わります。
例えば、同じチタンを使ったフレームでも、大きなレンズを採用したモデルと小型モデルでは重量が変わります。

あくまでも素材は、「フレームの特徴を判断する一つの材料」として考えるのがおすすめです。

βチタンの老眼鏡はどんな人に向いている?

ここまでの特徴を踏まえると、βチタンは次のような方に向いています。

軽量なメタルフレームを選びたい方

βチタンはチタン系の軽量素材です。
「できるだけ軽い老眼鏡がいい」という方にとって有力な選択肢になります。

しなやかな掛け心地を重視する方

βチタンは弾性を活かした設計がしやすいため、テンプルなどに使用することで、掛け外しやフィット感に配慮したフレームを作ることができます。

細身のメタルフレームが好きな方

βチタンは、細身のフレームにも使われます。
「いかにも老眼鏡というデザインは避けたい」「仕事でも使える老眼鏡が欲しい」という方にも取り入れやすい素材です。

長時間使う老眼鏡を探している方

読書やパソコン作業、スマートフォンなどで長時間使う場合は、レンズの度数や見え方だけでなく、フレームの掛け心地も重要です。
軽さやフィット感を重視する方に、βチタンは最適な候補の一つになるでしょう。

金属アレルギーが気になる場合は素材構成を確認

一般的にチタンは、金属アレルギーを起こしにくい素材とされています。
ただし、「βチタンなら絶対に金属アレルギーが起こらない」と考えるのは適切ではありません。
βチタンは合金なので、含まれる他の金属成分によっては、ごく稀にアレルギー反応が出る可能性があります

また、フレーム全体がチタン系素材だけで構成されているとは限らず、ネジ、パッド、メッキなどに別の素材が使われている場合があります。

金属アレルギーが気になる場合は、製品の素材表示を確認し、必要に応じて医師に相談しましょう。

老眼鏡選びでは「素材」と「レンズ」をセットで考える

フレーム素材にこだわることは大切ですが、老眼鏡で最も重要なのは実際の見え方です。
どれだけ軽くて掛け心地のよいβチタンフレームでも、見る距離に合わないレンズでは快適に使えません。

例えば、

・読書
・スマートフォン
・パソコン
・手芸
・書類作業

では、見る距離が異なります。
老眼鏡を選ぶ際には、「どんな素材のフレームか」だけでなく、「何を見るための老眼鏡なのか」も考えることが重要です。

まとめ|自分の使い方に合ったフレーム素材を選ぼう

老眼鏡は、スマートフォンや読書、パソコン、細かな作業など、日常生活のさまざまな場面で使うアイテムです。
だからこそ、レンズの度数だけでなく、フレーム素材にも注目してみましょう。

今回紹介した素材には、それぞれ次のような特徴があります。

・純チタン:軽量性、耐食性
・βチタン:軽量性に加え、弾性やしなやかさを活かしやすい
・NT合金:超弾性や形状記憶特性を活かした設計ができる
・ステンレス:強度と価格とのバランス
・ニッケル合金:加工性を活かしたデザインに適している

特にβチタンは、軽さだけでなく、テンプルなどに求められるしなやかさや弾性を活かしやすい素材です。

一方で、素材によって優劣を決めるのではなく、フレームの設計やサイズ、レンズ、使用目的まで含めて考えることが大切です。

・軽い老眼鏡が欲しい
・掛け外ししやすいフレームを選びたい
・細身で上品な老眼鏡を探している

という方は、βチタンの老眼鏡を候補に加えてみてはいかがでしょうか。
素材の特徴を知ることで、「見え方」だけでなく、「毎日快適に使えるか」という視点からも考えられるようになります。

自分のライフスタイルや好みに合ったフレーム素材を選び、長く愛用できる老眼鏡を見つけてみましょう。

Opt.1093 商品一覧

手元がよく見えて、少し先まで見える新時代の老眼鏡

Delphi ウェリントン型メガネフレーム

Delphi

¥14,300

4.0
Fez ボスリントン型メガネフレーム ディテール

Fez

¥14,300

4.1
Opera ラウンド型メガネフレーム 斜め

Opera

¥14,300

4.4